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終戦のエンペラー

昨日は71回目の終戦記念日でした。
戦没者の方々に哀悼の意を表すると共に、今も苦しんでおられるご遺族の方々に衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。


終戦の日に合わせて、スカパーの映画専門チャンネルで録画をしておいた「終戦のエンペラー」を鑑賞しました。
            
             終戦のエンペラー 
史実に基づく歴史サスペンス映画です。
日本に原爆が投下され日本が降伏し、占領軍としてアメリカ軍GHQ総司令官マッカーサーが厚木基地に降り立つ所から始まります。
度重なる爆撃で荒廃とした日本の解放と復興、民主主義の確立がマッカーサーの任務でした。
だがその任務を成就させる為には、日本の「戦争犯罪者」をアメリカ主導で裁かなければならない責務があり
容疑者に当たる日本軍や政府の要人逮捕に総力を上げて着手します。
その中で、当時現人神(あらひとがみ)として崇拝されていた昭和天皇に戦犯として戦争を扇動させた責任があるかどうか、
米国内の強い昭和天皇責任論が渦巻く中でマッカーサーは、直属かつ知日派でこの映画の主人公でもある将校に10日間の期限付きで天皇の調査を命じます。
命を受けた将校は、苦脳しながら皇室関係者から聞き取り調査を行うも、天皇が戦争を扇動させていない証言は数多く得られたが、マッカーサーから強く求められていた肝心の証拠は、一切得ることが出来ませんでした。

天皇への崇拜は象徴へ。
証拠が得られないまま調査を終えた将校は、天皇を逮捕し、日本国民を大混乱に陥れる恐れがある法廷で裁く行為はすべきではないと報告。
マッカーサーは、昭和天皇と直接会見する中で、天皇は日本を占領統治する上で絶対不可欠な象徴的存在として認識し協力を求めます。


あまり正しくないかも知れませんがストーリーはこんな所です。
日本では絶対に作れない映画でしょう。触れてはならないタブーの一つだからです。
昭和天皇は、戦前から戦争には反対かつ消極的だったと言われています。
サスペンスノンフィクションでもあり、また主人公の将校が、「苦悩」する中に日本女性との反米保守の戦前、戦中、そして戦後の激動を通じた悲恋も描かれています。

歴史の勉強はもちろん、感動作でもあるので一度は見ておくべき作品だと思いました。
また名優、故・夏木勲さんが末期に出演された映画でもあります。
この作品でも短い時間でしたが、いぶし銀のいい味を出されていました。
享年73歳。これから円熟味の演技が見られると楽しみにしていただけにとても残念でなりません。
僕の中で一番好きな主役映画は、ビデオで観た「白昼の死角」(79年)。
天才詐欺師、鶴岡七郎。スリリングで本当に面白かった。

僕はどちらかと言うとアクション映画が大好きです。スカッと出来るのでww
でもたまには重厚なドラマの映画鑑賞もいいですよね。










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